Vol.139 波佐見焼の”ありそうでない”という魅力

みなさんは”長崎”といえば何を思い浮かべますか?

カステラ・ちゃんぽん・教会・軍艦島などが一般的でしょうか?

 

今回私が紹介するのは、長崎県の東彼杵郡波佐見町で作られている、陶磁器「波佐見焼(はさみやき)」です。

 

 

窓際に並んでいる波佐見焼ブランド essence のマグ。 私は、色違いのグレーとグリーンを購入しました。

 

 

最近では、キッチン用品店や雑貨屋さんでも見かけることが多くなっている波佐見焼。波佐見焼と聞いてピンとこなかったとしても、きっと見かけたり手に取ったことのある方は多いのではないかと思います。

 

「特徴がないのが、波佐見焼のよさ」と言われているように“これが波佐見焼”といったルールのようなものは特別にはないようで、様々な趣のものがあります。○○焼と聞くと、どうも渋い色合いやデザインを勝手にイメージしてしまっていたのですが、波佐見焼はモダンで色合いも色鮮やかで、ついつい「可愛い!」と言ってしまいたくなる器がたくさんあるな~というのが私の第一印象でした。

 

 

お皿の中央にアルファベットが刻印されたessenceの小皿

 

 

長崎県の波佐見町には、いくつも窯元やショップが点在しているのですが、今回私が訪れたのは『西の原』という、波佐見焼を販売しているショップや雑貨屋、カフェなどが集まっているエリア。素朴でお洒落な雰囲気が私の抱いた波佐見焼のイメージにぴたりと合っていて、器の魅力を生かしたまちづくりとはこういうことなのかなと思ったりもして。

 

 

西の原にある、器のショップ「南創庫」。陶器への切り絵付け体験なども出来ます。

 

これは私が感じたことですが、波佐見焼の色には”何色”と定義付けにくい、淡さであったりどこかくすみがかったりと、中間色の色合いのものが多いように思います。その絶妙な色合いが、特徴がないと言われている波佐見焼に「ありそうで他にない」という独特な風合いを作り出しているのではないかと・・・。

 

また、形にはまった技法がないため、時代にあった焼物が作れることが最大の強みとなっているとも言われ、郷土の陶器というよりはもっと身近な存在の波佐見焼。価格も手が出しやすいこともあり、気軽にいろんな器で料理を楽しむことが出来るという楽しみ方の幅の広さが、一番の魅力なのではないかなと私は思います。

 

IDA HOMESのギャラリーにも波佐見焼のカップがあり、コーヒーや紅茶をお出しする際に使っています。

 

IDA HOMESのギャラリーでも使っている、波佐見焼ブランド マルヒロ のブロックマグ

 

あまり見かけない深みのある色味のカップが印象的です。

 

ふと器に視点を向け、ルーツに思いを馳せてみる時間も良いものです。

 

担当:事務

 

■西の原ホームページ:http://nishinohara.jp/
■essence(西海陶器㈱)のホームページ:http://www.essenceoflife.jp/
■マルヒロのホームページ:http://www.hasamiyaki.jp/

 

 

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Vol.123 ショーウィンドウの前で立ち止まってみること

普段、何気なく歩きながら見ているショーウィンドウ。

そのまま流し見をしながら通り過ぎてしまうのが日常茶飯事・・・みたいなところもありますが、立ち止まってじっくり見入ったり、ついスマートフォンのカメラを向けたくなるような心惹かれるショーウィンドウに出会ったこともあるのではないでしょうか?

 

 

大阪梅田の阪急百貨店の1階には、ショーウィンドウという言葉で留めておくには勿体無いくらいの大きなガラス張りのコンコースウィンドウがあるのは皆さんご存知かと思います。JR・阪急・阪神・地下鉄と複数あるどの路線の駅で梅田に降り立ったとしても、それら全てからほど近いこともあり、このコンコースウィンドウの横を通ってそれぞれの目的地に行くことは多いように思います。

 

ただ交通量が多い分、百貨店に用事がある時以外は足を止めることは少なく、私自身もどこか通過点という認識が強かったように思います。それでも、通るときは決まってショーウィンドウを見ていた印象がありますし、歩きながらのながら見だったとしてもその空間を見ることで「もうすぐ春だな…」と季節を感じたり、「今季はこういったスタイルが流行るんだ…」とトレンドを意識してみたりすることは少なからずあったようには思います。

 

つい先日、買い物をしようと梅田を歩いていたとき、いつも通りコンコースウィンドウの横を通り過ぎようとしていたのですが、イラストの雰囲気や色づかい、全体的な統一感に目を惹かれ、比較的ウィンドウから離れた位置を歩いていたにも関わらず、気付けばウィンドウの前まで近づき、まじまじと見てしまっていました。

 

現在、梅田の阪急百貨店では「阪急ファッションウィークス」という名目で様々なイベント企画をされているようで、このコンコースウィンドウもそのひとつのようでした。『PLAY!PLAY!PLAY!』をテーマに「ファッションをとことん遊びつくそう」というコンセプトの通り、まさにポップな色づかいが見ているだけで明るく楽しい気分にさせてくれます。

 

誰もが知っているおとぎ話のプリンセスをベースにしているものの、現代のモードファッションが融合することで、かわいらしくなり過ぎず、遊びごころをくすぐる高揚感や期待感を煽る要素がたくさん盛り込まれているように感じました。

 

 

たとえば、こちらは美女と野獣のベルをモデルにしたウィンドウ。

ベルといえば、白いブラウスにブルーのジャンバースカートのオーソドックスなスタイルや、ゴージャスなイエローのドレープたっぷりなドレス姿が有名です。しかしここでは、ライトグレーのてろっとした軽やかなトレンチコートに淡いグリーンのブラウスと明るいイエローのスカートを合わせるスタイルになっています。読書に勤しみながらも行動力がある活発なベルが現代にいたとしたら、全体のテイストとしてはカッチリしていながらもビビッドな要素のあるスタイルになるのだろうな~と思わず連想させられました。

 

今回のコンコースウィンドウのイラストやデザインを担当されたのは、フランス人イラストレーターのジャンヌ・デタランテ(Jeanne Detallante)さん。プラダの2014年春夏コレクションのコラボレーションで注目を集め、その後も様々なコレクションブランドを手がけられているそうです。身近なところだと、MAISON DE REEFURの猫モチーフコスメのデザインの方といえば、知っている方もおられるのではないでしょうか。東京の店舗でこのコスメを見かけたことがありますが、オリエンタルで独特な雰囲気のある猫のイラストはシンプルな中に目を惹くものがあり、印象に残っています。

 

可愛らしいけれど、可愛すぎない。ビビッドカラーだけど、どこかほの暗さのある色づかいがモダンで。見ているだけで、色や素材を楽しむ気持ちを高められました。

 

ふとしたところで出会うイラストやデザインとの出会い。個人的な話をすると、最近なんとなくでも良いなと感じたものは、どんな人が作っているのか、他にどんな作品を手がけているのかを調べるようになりました。「いいな」と感じた気持ちをそのままにしておくのが、どこか勿体無いような気がしているからかもしれません。新しいものとの出会いはどんなところに潜んでいるか分かりません。

 

ショーウィンドウに限らず、街でみかけた「いいな」と思うイラストやデザインに、たまにふっと一歩踏み込んでみると、思わぬ楽しみが広がるかも知れません。

 

『PLAY! PLAY!PLAY!』 HANKYU FASHION WEEKS
◎2月16日(火)~3月13日(月)
◎阪急うめだ本店 1階 コンコースウィンドー

http://www.hankyu-hanshin-dept.co.jp/lsnews/06/a01/00512797/?catCode=601006

 

担当:事務

 

 

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Vol.121 フォントデザインからみる映画「ラ・ラ・ランド」

ショービジネスの世界での成功を夢見て奮闘する男女を描いた物語で、アカデミー賞に多数ノミネートされていることもあり、日本でも公開前から話題になっていた映画「LA LA LAND(ラ・ラ・ランド)」

 

私も週末にさっそく映画館へ足を運んできたのですが、今回は映画の内容とは少し違った視点でお話したいと思います。

 

この映画で私が気になったポイントのひとつが、ポスタータイトルの文字フォントです。

ここからは私個人の受けたイメージの話ですが、このフォントは、左右や上下のバランスが共にアシンメトリーであるが故に、線の短長が極端に表され、その按配が均一とアンバランスの絶妙な中間地点に存在しています。
デザインとして幾何学的ではあるものの、装飾的な遊び心の要素はそぎ落とされずに残っている。クラシックでヴィンテージ・・・欧米の昔の広告やポスターに使われていそうな趣があって・・・ボキャブラリーの少ない私では表現するにはこれくらいが限界ですが、おおよそそのようなイメージをこのフォントから感じます、

 

実際の映画自体には、iPhoneやプリウス、youtubeを思わせる動画配信の風景など、具体的に現代を象徴とする要素が随所に散りばめられ、時代設定は遡ったとしてもここ数年の物語だということは明らかで。
しかしながら、映画を見ていると、どこか50~60年代アメリカの雰囲気を思わせるようなセットや衣装の色づかい、音楽の要素などが感じられます。
近年見ていたミュージカル映画というより、雨に唄えばやウエストサイドストーリー、ファニーガールなど、まさに50~60年代アメリカ映画の世界観を思い起こさせ、どこか矛盾しているようですが、その現代とクラシカルな部分が癒合していることこそが、この映画の持つ魅力のひとつなのかも知れません。

 

そんな風に、映画を鑑賞した上でこのポスタータイトルを見ると、よりしっくりとフォントのもつデザインの説得力や魅力を感じられます。

 

そんな印象を持ちながらも、ポスターに使用されているフォントは実際のところ何というものなのか、どういった志向のものなのか気になって調べたところ、YasashiiRegulartというフォントで日本人のRyoichiTsunekawaさんがデザインされたことが分かり、よりこのフォントへの面白みが増しています。

 

クラシカルなアメリカの要素を文字から全面に感じていたにも関わらず、そのデザインを自分と同じ日本人が作っているという感覚は私にとって新鮮な驚きでした。

 

もちろん、デザイナーの方の人生背景や元々持ちあわせている感性が多様であるというのは大前提ですが、日本らしさや欧米らしさといった、人が潜在的に持っており、おおよそ必然的であるように思えるようなことでも、ネイティブであるかどうかを超えてデザインとして成り立たせ担えるということは、そういった「らしさ」の部分に不確さをおぼえ、「らしさ」とは人間が感覚的につくりだした非常に曖昧なものなのかもしれないと思わされます。

 

YasashiiRegulartのフォントには簡易な説明文が寄せられているのですが、その一節に「 based on Japanese designs for cosmetic packaging and posters used from the end of the 19th century to the early 20th.」直訳すると「19世紀末から20世紀初頭にかけて使用された化粧品包装用の日本デザインとポスターをベースにしています」と書かれており、より興味を惹かれました。

 

ここまで私がこのフォントから勝手に感じていたアメリカの要素は、デザインの発端そのものが大々的にアメリカを意識したものではなく、日本を意識してつくられていた訳ですから・・・目から鱗です、まさに。
過去に日本から産まれたデザインを元につくられたフォントが、現代とクラシックなアメリカを融合させたような映画のタイトルフォントを飾っている・・・そういった背景を思いながら改めてLA LA LANDのポスタータイトルを見ると、最初感じた印象とはまた違って見えてきます。

 

RyoichiTsunekawaさんのインタビューを読んでいると、元々は建築に携わっておられたということ。フォントについて学んだきかっけは、建築の仕事をする中でどんなフォントを使えばよりプレゼンテーションを魅力的にすることが出来るかを追求したところだということが分かり、より高いクオリティを求めた先に建築そのものとは別の、それらを説明する上で使う言葉や文字のデザインをご自身でデザインしようというところへ追求をシフトされていく過程にも面白さを感じます。

 

住まいをつくるなかで文字やフォントを選ぶ瞬間として、大きく思い浮かぶのは表札ですが、例えば、壁掛け時計の数字にしても様々なフォントが用いられているように、文字はデザインとしていろんな場面で暮らしに存在しています。
文字をひとつのデザインとしてとらえることで、普段目にしている文字のひとつひとつに愛着がわいていきます。そんな些細な気付きも、デザインを楽しむひとつの楽しみかたになるのではないでしょうか・・・

 

担当:事務

 

[参考・引用URL]
https://www.myfonts.com/fonts/flat-it/yasashii/

http://www.myfonts.com/newsletters/cc/201012.html

 

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Vol.072 プランニング

FullSizeRender

 

今年は、東京オリンピックの新国立競技場とエンブレムの件が私にとって最も感心のある話題でした。

新国立競技場は二つのデザイン案が公表され、隈研吾氏のA案で決まりました!?
これがまたザハ・ハディド氏の案と観客席の構造が似てるらしく、
訴えられるのではないかとまたまた問題になっていますが。

なかなかすんなりいかないのが嫌ですね・・・

 

一般募集となったエンブレムは、私自身すごく気になるところです。
というのも、実は私も夜な夜な考えていたからです。

エンブレムの定義とはシンプルで解りやすくシンボリックとなるものだと思いますが、
佐野研二郎氏の問題で、考えた案が全てこの世のどこかに何かしら似ているものが
存在するだろうと考えれば考えるほど気になってしまい、線一つ引けない状態となり断念しました。

これは選ぶ方は難しいと思いますが、
日本だから「富士山」とか「桜」とかそんなありきたりなことを発想にしたものや
オリンピックとの結びつきが希薄と感じられるようなものは選んでほしくないと思います。

何かを考える。デザインする。って本当に難しいなと改めて実感しました。

 

本職の設計でもそうです。

プランを考えてると多々行き詰まる時があります。
散歩をしたり、周りの仕事っぷりをみたり、雑誌をみたりネットをみたり、
時には何度も何度も現場に行ったりし何かひらめく時を待ちます。

最近、若い後輩がプランをしたいのでお客様の要望を教えて
下さいと言って積極的にプランを考えている姿をみて感心させられます。
斬新だったり、それはないでというプランだったりし、設計各々の考え方やスキルの違いを
感じるときでもあり、とてもいい刺激になります。

そうやって相乗効果で弊社の設計レベルがどんどん上がっていけば、
本当に良い住まいづくりのお手伝いが出来ると確信しています。

 

因みに弊社の設計スタッフは個性派揃いです。
正直、地域の工務店レベルではないと思っています。

これから家づくりの計画を考えていらっしゃる方、弊社で一度ご検討してみて下さい。
これだと思って頂けるプランが出てくるかも!

 

担当:設計

Vol.062 リメイク食器

 

リメイク

弊社ギャラリー使用 ティーカップ&ソーサー”Jeanine Keizer作”

 

ギャラリーで使用している、こちらのティーカップ & ソーサーですが、
秋らしく、もみじの模様が入っていてとてもステキなので、ご紹介させていただきます。
フランスのデザイナーJeanine Keizerの作品で、蚤の市などから集められた食器に再度、
釉薬を施してリメイクされたものです。
元々の模様が釉薬の下から透けて見えるのが特徴で、アンティークやヴィンテージとは違った
魅力のあるものに生まれ変わっています。

釉薬とは、器などの表面に塗られているガラス質の薬品で、釉薬の調合次第でいろんな色や、
質感の違う焼物が出来上がります。
その釉薬がピンク色なので、こちらのシリーズには「lip stick」と名付けられていますが、
ほかにも、ミドリ色に染められた「Green Dishes」シリーズがあり、
お皿やボウルなどバリエーションも豊富で、
アオ味の強い絶妙な色なので、コーヒーや料理の色をより引き立たせてくれます。

リメイク

このシリーズは、デザイナーJeanine Keizerが別荘に置くための食器を作ろうと始めたものなのですが、
模様やカタチ、作られた時代も様々な食器をリメイクすることでシリーズ食器のような統一感を持たせています。

また、リメイクによって手作りのようなやさしさが生まれ、ひとつひとつに違った表情を
感じることができるので、新品ではない新しさがあります。

リメイクは手軽にできますし、自分の好きなように作ることができるので身近なものをリメイクして
楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

記事担当:事務

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Vol.059 オーダーメイドの良さ

オーダーメイド

以前から本革の名詞入れを探していたのですが、なかなか気に入る名詞入れが見つからず、
ショップに行くたびに「いいのがないかなぁ」と探していました。

そんな時、私の妻が、武庫之荘にある”HEDGE”と言うお店を見つけて来てくれました。
HEDGE  : www.hedge1990.com 武庫之荘には本店と工房があり、芦屋にもショップがあるそうです。

 

そのお店は、カスタムオーダーで鞄や小物を製作して頂けるお店で、
私は早速、革を選んで名詞入れの製作をお願いしました。
オーダーメイド
もちろん一つ一つ丁寧に作って頂いていますので、私の手元に届くまで、
1ヶ月ぐらいかかりましたが、非常に気に入っています。本当にありがとうございます。

次は、ショルダーバックを作りたいです。

 

IDAHOMESの家づくりも同様で、お施主様から依頼を受けてから、完成するまでの間を
お施主様の気持ちになって、一つ一つ丁寧に造り上げていかないと喜んで頂けないと
改めて感じております。

今となっては古臭い言葉のようですが、まごころの込めた仕事にこそ、
ぬくもりや感動は付いてくるものだと思います。

ちなみに、私の妻は、鞄を作ってもらっていました。手元に届くまで三ヶ月かかったそうです。

オーダーメイド

記事担当:工務課

 

 

 

 

 

 

 

Vol.007 暮らしの道具「器」

 

暮らしの器 出西窯

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

器と言ってもさまざまな目的で作られています。
1点モノの芸術品としての器、日常づかいにできる実用性の高い器など。自身の結婚を機に、
料理をする機会が増え、日常にそっと馴染み、使いやすく、
料理を引き立たせてくれる器はないだろうかと思ったのがきっかけとなり、
器や暮らしの道具への興味を持ち始めました。
同じ頃、旅先で民藝の器に出会い、実際に使ってみて、
よりいっそう器という暮らしの道具への興味が深まりました。

 

今回訪問した窯元は、島根県にある出西窯・湯町窯・森山窯。
どれも民藝器をつくる窯元です。

民藝運動の創設者である柳宗悦・濱田庄司・河合寛次郎らを傾倒し
普段づかいの実用性の高い器をつくり続けています。
民藝器は、あくまで器に盛る料理が主役であり、料理が美しく引きたつこと、
手になじみ使いやすい形であることが、良い器の条件だそうです。

出西窯

 

 

 

 

 

出西窯

 

 

 

 

 

 

 

 


 

写真:出西窯にて

それぞれの窯元によって釉薬の色や形は違いますが、共通するのは、
余計なものが削ぎ落とされて手になじみ、使いやすいこと。
手づくりのぬくもりを残しつつも、“民藝”のイメージの手作り風な匂いはしない。
シンプルなのにかっこいい。

湯町窯

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真:湯町窯にて

なんでもない料理でも格別に美味しそうに見え、食欲がわきます。
電子レンジ・食洗機対応でもあるし、とても今の暮らしに寄り添った器だと思います。

暮らしの器

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家も同じようなことが言えると思います。
見せたい作品欲や流行にとらわれすぎず、余計な装飾のない、住む人が長く快適に暮らすことをイメージしてつくりあげること。そうすることで、何十年経っても愛着の湧く住まいになることでしょう。

 

日常づかいの器といっても機械で大量生産しているものではないため
安価ですがそれなりの価格もつきます。
しかし、低価格でなんでも揃う世の中、ちょっとお金を出して良質なものを持つことも
心豊かに暮らすために大切なことではないでしょうか。

*最後に*
使う前のひと手間で、長く愛せる器に

民藝器

 

 

 

 

使う前に、目止めとして米のとぎ汁に浸すと、食品のしみがつきにくくなります。面倒ではありますが、ちょっとしたひと手間で道具に愛着を持ち、暮らしを楽しむ一つになりますよ。

 

 

記事担当:事務