Vol.236 建築を巡る旅 in ヨーロッパ

こんにちは!そして、はじめまして!兵庫・神戸注文住宅IDAHOMESの設計担当です。

 

ブログを書くのは初めてなので少し緊張しています・・・。
最後まで読んで頂けるととても嬉しいです!

 

そんな私の初めての題材は、2年前に友人とヨーロッパ旅行で訪れた建築です。
3ヶ国の建築を訪れ、その時に撮った写真と共にこれから何回かに分けてご紹介できたらと思います。

 

まず今回は、フランス・マルセイユにある「ユニテ・ダビタシオン」。
全337戸、約1600人が暮らすことのできる集合住宅です。

 

フランスのサヴォア邸や東京の国立西洋美術館を設計した、ル・コルビュジエの設計です。フランスへ行ったら、一度は行ってみたい建築のひとつでした。

 

 

ユニテ・ダビタシオンはフランス語で「住居の統一体、住居の単位」という意味があるそうです。

ル・コルビュジエはマルセイユの他にも、ベルリンなどで合計5つのユニテ・ダビタシオンを設計しています。その中でもマルセイユのユニテ・ダビタシオンは代表的な位置づけにあります。

 

マルセイユ郊外にあり、中心地から地下鉄に乗り、15分ほど歩くと、

 

 

標識が見えてきました。「ル・コルビュジエ ビル」と書いてあります。

 

マルセイユの街並み

 

そういや、マルセイユの街中で仲良くなったお兄さんに『どこ行ったの?』と聞かれ、「ユニテ・ダビタシオン」というと伝わらなかったのですが、「ル・コルビュジエ」というと『ああ~!あそこね!』と分かってくださったのを思い出しました。現地の方には、 ユニテ・ダビタシオンよりも、ル・コルビュジエ 自体が有名なんですね!

 

マルセイユは歴史的な建物が今でも多く残り、機能している中、実際に見に行った私でもユニテ・ダビタシオンは他とは違う雰囲気を放っているなあと感じたので、1952年に建てられた当時はかなりの衝撃だったに違いないと思いました。それを受け入れたマルセイユの方々もかっこいいです。現代まで残してくださり、足を運べたことに感謝しました。

 

憧れだった建物が目の前にある・・・!
わくわくしながら一歩一歩進みました。

 

近代建築の五原則のひとつ ピロティ

 

ピロティを見ると、「近代建築の五原則」が頭をよぎりました。

 

この建物にもしっかり実現されています。337戸をピロティの足が支えています。半世紀以上も・・・。

 

 

この写真は、コルビュジエが人体の寸法と黄金比から作った建造物の基準寸法の数列、「モデュロール」です。

 

この建物にはモデュロールが応用されています。中に入る前からもうコルビュジエで溢れていました。

 

中に入ると、

 

 

郵便局、ホテル、本屋などのお店が入っています。

 

赤ではなく黄色のポスト

エントランスホール

エレベーターホール。扉が赤色です。

 

赤・黄・緑・青の4色が特徴の建物。色使いがかわいらしいです。

 

 

中にもモデュロールが描かれていました。
エレベーターに乗っていると、犬を連れた女の子と一緒になり、ペットOKなんだ・・・!と驚きました。

 

屋上へ行くと、

 

 

ここにも近代建築の五原則、屋上庭園があります。
ただの庭園ではありません。保育園があります。

 

大学時代、教科書に、ユニテ・ダビタシオンの屋上には保育園があると書いてあり「屋上に保育園・・・?」と文章では想像がつきませんでした。それもあって、実際に行って見てみたいと興味を持ちました。

 

下から上まで見て廻りましたが、屋上の存在感はとても大きかったです。

 

行ったときは残念ながら天気があまり良くありませんでしたが、マルセイユの街並み、南フランスの海を眺めることができ、とても贅沢な空間でした。

 

 

郵便局、本屋、売店、ホテル、そして保育園と、街の多くの機能がユニテ・ダビタシオン内に集結しています。

 

この住宅がひとつの街として機能し、充実した生活を送ってほしい。

 

コルビュジエがそう想いを込めて設計したように感じました。

 

その構想を半世紀以上も前に、コルビュジエは実現させたこと。そしてそれが今でも住民に必要とされ機能していることは、革新的だと感じました。

 

ユニテ・ダビタシオンのように、建築やデザインが人々の充実した生活を創り出す空間づくりをするというのは、集合住宅だけではなく、戸建住宅にも通ずるものがあると思います。

 

住宅がこれからの豊かな生活を創り出す。
そんな空間づくりを IDA HOMES の一員として目指していきたいです。

 

担当:設計