こんにちは。
IDA HOMES 現場担当のYamaneです。
現在、神戸市灘区にてSE構法による住宅工事が進行中で、まもなく上棟を迎えます。
先日は、基礎の上に柱をしっかりと緊結するための「柱脚金物(ちゅうきゃくかなもの)」を据える作業を行いました。
この金物の上に柱を立てていくのですが、その柱はやがて家の「壁」になっていきます。
だからこそ、この柱脚金物はただ据えればいいというわけではありません。
「水平」に取り付けることはもちろん、「通り(複数の金物が真っすぐ通っているか)」、
「矩手(直角が正しく出ているか)」もしっかり確認しておく必要があります。
建て方作業の際には、柱の「建ち(垂直)」を「下げ振り」という道具で確認し、微調整を行っていきますが、
あらかじめ金物が正確に据えられていれば、修正の手間が減り、作業もスムーズに行えます。
なにより、仕上がりの美しさや精度にも関わる重要なポイントです。
「水平」「通り」「矩手」「建ち」は、建築における基本であり、常に意識すべき大切な要素です。
これはSE構法に限らず、在来工法においても同じこと。
だからこそ、前段階の基礎工事からそれらを丁寧に確認しながら作業を進めています。
今回の現場でも、しっかりと確認を行いながら柱脚金物を据えることができました。
ここからは大工さんが安全に、そして正確に建て方作業を進めていけるよう、引き続き現場全体で力を
合わせて取り組んでいきます。