サヴォア邸のこと

入社した初めの頃から、デスクのクリアマットの下にひっそりと忍ばせている絵葉書があります。その絵葉書に写っているのは、綺麗な緑色の芝生に囲まれた、この白い建物の写真。

この建物は、サヴォア邸。ル・コルビュジエが設計した住宅でフランス、パリ郊外にあります。
ル・コルビュジェによって提唱された、近代建築の五原則のすべてが、高い完成度で実現されていることから、20世紀の住宅の最高作品の一つと言われています。

 

ピロティ・屋上庭園・自由な設計図・水平連続窓・自由なファサード

 

この5つが近代建築の五原則の要素で、学生の時「これは絶対テストに出るから」と教授に講義で言われて覚えたことが懐かしいです。
学生の頃に、サヴォア邸を訪れたことがあるのですが、まさに私にとって「教科書に出てきた場所!」であり、講義で覚えた五原則を、実際に歩いて見て体感出来たことも相まってとても印象深く残っています。

 

サヴォア邸で私が特に好きなのが、屋上庭園。
LC4やLC2に座って、屋上庭園を眺めるひととき。

 

おだやかな時間が流れていて、思わずうっとりしてしまいます。

庭園の周りをぐるっと壁が囲んでいるので、外からは様子があまりよく見えないのも、プライベートな空間を演出していて、様々なことが計算されて造られていることがよく分かります。

外観もシンプルでいて、変化があって素敵ですよね。
また、訪れてみたい建物のひとつです。

 

追伸
サヴォア邸に研修の記録を書いたノートを忘れてしまい、泣くなく諦めようかと思ったところ、はるばるパリから日本へ郵送していただけたことも忘れられない思い出です。