Vol.264 セセッション(オーストリア)~Architecture that impressed me~

こんにちは。兵庫・神戸注文住宅IDAHOMESのHaseです。

 

9月よりはじめました、『 IDA HOMESのスタッフが印象に残っている建築 』をご紹介する企画の、今回はVol.09です。

 

引き続き、ゆるりと旅行気分を感じていただいたり、コロナ禍が明けたときに訪れたい場所の参考などにしていただければと思います。

 

Architecture that impressed me  Vol.09 『 セセッション 』

 

今回ご紹介する建築は、『セセッション』です。今回は、僭越ながらこの企画をはじめた、私の印象に残っている建築を紹介させていただきます。

 

セセッションは、オーストリア・ウィーンにあるウィーン分離派(セセッション)の展示施設 です。

 

 

私が、セセッションを知ったのは大学の授業だったかと思います。恐らく、建築やデザインの歴史についての授業だったような記憶です(曖昧ですみません 笑)

 

セセッションには、約2年前に行ったオーストリア・ウィーンへの旅行中に訪れました。一度、地下にあるベートーヴェンフリーズというクリムトによって描かれた壁画を見てみたかったんですよね。

 

セセッションの地下に展示されている、クリムトが描いた壁画「ベートーヴェンフリーズ」

 

ベートヴェンフリーズは、ベートーヴェン第九交響曲にもとづいて、「幸福への憧れ」「敵対する勢力」「歓喜の歌」の3つが描かれており、それらがホールの3つの壁面の上半分にフリーズ状に連なるよう構成されています。

 

ベートーヴェンフリーズ「歓喜の歌」の壁画

 

以前からクリムトが描いた絵に惹かれていたこともあり、ウィーン市内の美術館などにクリムトの作品が多く展示されていることを知ったことも、セセッションをはじめ、ウィーンへ訪れるきっかけになりました。

 

 

 

セセッションのエントランス横にあるモニュメント。よく見ると、亀のオブジェ?

 

私が感じるセセッションの魅力は、当時保守的だったウィーンの芸術界からの分離を目指した若い芸術家達によって、大きな変化や改革を求めて建てられたであろうバックボーンが、建物の上部に設えられた金色のドームをはじめとする随所のデザインから読み取れるところです。

 

横から見たセセッション

 

ドームに金色を使用しながらも、煌びやかになりすぎず、程よいバランスが取れていると感じられるところも素敵だなと感じます。

 

金のドームを中心にシンメトリーなデザイン

 

セセッションは、建築家オルブリッヒの設計によるもので、入口上部には”DER ZEIT IHRE KUNST,DER KUNST IHRE FREIHEIT”(時代には芸術を、芸術には自由を)のモットーが掲げられています。

 

個人的に、芸術の必要性をコロナ禍になってより感じるようになったので、セセッションに掲げられたモットーは、現代にも通じるような思いに感じます。また、文字のフォントが建物のデザインの一部として変に目立つことなく、馴染んでいるところも素敵で、個人的にくすぐられる好きなポイントです。

 

 

エントランス上部に、セセッションのモットーが掲げられています。

 

また、1Fでは現代アートの展示が行われていて、今もなお新しい芸術を紹介し稼動しつづけている場所となっているところが素敵だと思い、刺激を受けました。

 

セセッションの1階の展示スペース。モダンな雰囲気でした。

 

私が今後訪れたいのは、サグラダファミリアです。もう10年以上前になりますが、学生の頃に一度訪れたことがあるので、完成した時にもう一度見に行ってみたいと思っています。コロナ禍で観光客が減り建築費用の収入が減ってしまったこともあり、当初予定していた2026年の完成が難しくなっているようなので、この状況が少しでも早く良い方向に向かっていくことを願っています。

 

 

【Back Number】
Vol.01 鼓門(石川県)

Vol.02 姫路城(兵庫県)

Vol.03 銀閣寺(京都府)

Vol.04 ベルサイユ宮殿(フランス)

Vol.05 ファンズワース邸(アメリカ)

Vol.06 大山崎山荘美術館(京都府)

Vol.07 MIHO MUSEUM(滋賀県)

Vol.08 法隆寺(奈良県)

 

Vol.263 法隆寺(奈良県)~Architecture that impressed me~

こんにちは。兵庫・神戸注文住宅IDAHOMESのHaseです。

 

先月よりはじめました、『 IDA HOMESのスタッフが印象に残っている建築 』をご紹介する企画の、今回はVol.08です。

 

引き続き、ゆるりと旅行気分を感じていただいたり、コロナ禍が明けたときに訪れたい場所の参考などにしていただければと思います。

 

Architecture that impressed me  Vol.08 『 法隆寺 』

 

今回ご紹介する建築は、『法隆寺』です。選んでいただいたのは、工務のYokotaさん。

 

法隆寺・金堂・五重塔

法隆寺は、奈良県斑鳩町法隆寺にある寺院で、推古15年(607年)に聖徳太子によって創建されました。

 

Yokotaさんと法隆寺の出会いは、『社会科(歴史)の教科書かな。』とのこと。

 

法隆寺を初めて訪れたときのことをお聞きすると、『最初は中学の課外授業だったと思いますが、その当時はあまりこの建物の凄さがわかっていませんでした。』とのこと。確かに、年齢を重ねていくことで、若い頃には気付かなかった凄さや魅力に気付くことってありますよね。

 

Yokotaさんは何度か法隆寺に行かれているようで、『2度目は約20年程前で当時の職場の仲間と定期的に各地のお寺やお城等歴史的建造物を中心に訪れていた時に拝観しました。』と、教えていただきました。

 

回廊

また、『あとこのアンケートがきっかけで思い立ち、つい先日拝観してきました。』とのことで、企画した私としてはとても嬉しかったです!ありがとうございます!

 

Yokotaさんに法隆寺の魅力をお聞きしたところ、『何といっても現存する世界最古の木造建築物であり、約1300年間その姿を保ち続けていて古代の人たちが生きていた時代のものがそのまま残っていることに驚きです。』と、その歴史の魅力を教えていただきました。

 

法隆寺・金堂

 

『また現代のような製材機械や便利な工具もない時代にこのような構造の建物を手作業で作り上げた当時の職人の技術・知恵の素晴らしさには感心させられます。あと大工の神様とも呼ばれている聖徳太子が建立したお寺であることも有名です。』とのことで、現場監督ならではの目線で法隆寺を見られているのだな~とお話しを聞いていて感じました。

 

法隆寺・中門

 

また、法隆寺から影響を受けたことをお聞きしたところ、『影響を受けたことというわけではないのですが、法隆寺が約1300年の長い歴史をくぐりぬけてきた長寿の秘訣は、建てた当時の職人の卓越した技術もさることながら、主要な構造材に強度の高い檜を使用していたという点と現代の超高層建築(スカイツリー等)にも応用されている耐震構造を持ち(五重塔)、そして寺院のそばに宮大工達が住んでいる地区があり、代々宮大工達が世代を超えて技術を受け継ぎ定期的な点検や修繕をおこなってきたことによるものであると知り、建物を長持ちさせるには建築技術・使用材料・構造はもちろんのこと、日々のメンテナンスも非常に重要だということを改めて感じました。このことは法隆寺などの寺院のみならず現代の住宅においても同じことが言えるのではないかと思います。』と、お話しいただきました。

 

やはり建物が長い間存在し、役割を果たし続けるためには、日々のメンテナンスが大切なのだと、Yokotaさんのお話しを聞いていて改めて感じました。法隆寺をじっくりと見に行ったことは無かったので、私もまた訪れてその凄さを目で見て感じてみたいと思いました。

 

そんなYokotaさんが次に訪れたい建築は、『海を敷地とした独創的な建物で世界遺産にも登録されている厳島神社』

 

『固めた地盤(杭と敷石)の上にその自重だけで海の中に建っている大鳥居の構造が興味深い。現在大鳥居は大規模修繕中で足場が組まれていて見るとはできないですが修繕が終わったら訪れてみたいです。(修繕完了時期は未定です。)』とのことで、また行かれた際には、Yokotaさんの監督目線で感じた厳島神社の感想をお聞きしたいなと思いました^^

 

【Back Number】
Vol.01 鼓門(石川県)

Vol.02 姫路城(兵庫県)

Vol.03 銀閣寺(京都府)

Vol.04 ベルサイユ宮殿(フランス)

Vol.05 ファンズワース邸(アメリカ)

Vol.06 大山崎山荘美術館(京都府)

 

Vol.262 MIHO MUSEUM~Architecture that impressed me~

こんにちは。兵庫・神戸注文住宅IDAHOMESのHaseです。

 

先月よりはじめました、『 IDA HOMESのスタッフが印象に残っている建築 』をご紹介する企画の、今回はVol.07です。

 

引き続き、ゆるりと旅行気分を感じていただいたり、コロナ禍が明けたときに訪れたい場所の参考などにしていただければと思います。

 

Architecture that impressed me  Vol.07 『 MIHO MUSEUM 』

 

今回ご紹介する建築は、『MIHO MUSEUM』です。選んでいただいたのは、設計のMatuoさん。

 

 

MIHO MUSEUMは、滋賀県甲賀市信楽町郊外の山中にある美術館で、桃源郷をイメージして造られています。

 

MatuoさんがMIHO MUSEUM を知ったきっかけは、『伊勢からの帰りでまだ時間が早かったので、車でしか行けないところに行きたいと探して見つけたのがきっかけ』とのこと。

 

遠出した先で、当初の計画にはなかった偶然の出会いってあるよな~と話をお聞きしながら思いました。その場で予定を決めて、興味を持った場所に「行こう!」とすぐに行動できるフットワークの軽さ・・・素敵です。

 

 

そんなきっかけで知ったMIHO MUSEUMにMatuoさんが訪れたのは、『2018年11月の紅葉がきれいな頃。大学時代の友人と建築を見たいとなり訪れました。』とのこと。

 

MatuoさんにMIHO MUSEUMの魅力を伺ったところ、『特に印象に残ってるのが、美術館に行くまでのトンネル。緊張感やトンネルの先に何が広がるかなどとてもわくわくしました。春はトンネルの中に桜の色が反射して、ピンク色になるそうです!』と教えていただきました。

 

 

いただいた写真を見て感じたのが、トンネルの何とも言えない幻想的な雰囲気。桜の色が反射すると、どんな風に表情を変えるのか私も気になりました。

 

また、影響を受けたところについて『ストーリ性、周りの山、緑、光、素材を生かしたデザインが感動を生み出すのだと体感しました。』とのこと。

 

そんなMatuoさんが次に訪れたい建築は、フランス・パリにある『オルセー美術館』。理由を伺うと、『最近テレビで見たのと、美術館がかつて駅だったところに興味があります!』とのこと。

 

オルセー美術館は私も訪れたことがあるのですが、2階から全体を見下ろすと駅だった面影を特に感じることが出来たので、是非Matuoさんが行かれた際には感想を聞いてみたいなと思いました^^

 

【Back Number】
Vol.01 鼓門(石川県)

Vol.02 姫路城(兵庫県)

Vol.03 銀閣寺(京都府)

Vol.04 ベルサイユ宮殿(フランス)

Vol.05 ファンズワース邸(アメリカ)

Vol.06 大山崎山荘美術館(京都府)

 

Vol.261 大山崎山荘美術館(京都府)~Architecture that impressed me~

こんにちは。兵庫・神戸注文住宅IDAHOMESのHaseです。

 

先月よりはじめました、『 IDA HOMESのスタッフが印象に残っている建築』をご紹介する企画の、今回はVol.06です。

 

引き続き、ゆるりと旅行気分を感じていただいたり、コロナ禍が明けたときに訪れたい場所の参考などにしていただければと思います。

 

Architecture that impressed me  Vol.06 『 大山崎山荘美術館 』

 

今回ご紹介する建築は、『大山崎山荘美術館』です。選んでいただいたのは、工務のFujimotoさん。

 

大山崎山荘美術館は、京都府の登録博物館で、1932年頃に別荘として建てられたイギリスチューダー式の本館と、建築家・安藤忠雄によって増設された地中館、新棟・山手館からなります。

 

Fujimotoさんが大山崎山荘美術館を知ったきっかけは、『大学の時に安藤忠雄のセミナーがあったので』とのこと。

 

また、訪れたきっかけは、『セミナーに参加すれば製図の授業が出席扱いにしてくれるとの事でした』とのことで、何とも学生あるある!単位のために出席した授業でのたまたまの出会いは、私も心当たりがあります(笑)きっかけは、ふとしたところに転がっているものですよね。

 

Fujimotoさんに大山崎山美術館の魅力を伺ったところ、『主役ではないが脇役でもない控えめなところ。』と教えていただきました。

 

また、影響を受けたところについて『意識してませんでしたが、RC造との出会いかもしれません』とのことで、ご自身でも意図せず出会った思い出の建築なんだろうなと、お話しを伺っていて感じました。

 

そんなFujimotoさんに次に訪れたい建築を伺うと、『もう1回今度は息子と行ってみたいです。彼も建築に興味があるみたいなので。。』とのこと。息子さんがどんな反応だったのか、また行かれた際は聞いてみたいなと思いました^^

 

【Back Number】
Vol.01 鼓門(石川県)

Vol.02 姫路城(兵庫県)

Vol.03 銀閣寺(京都府)

Vol.04 ベルサイユ宮殿(フランス)

Vol.05 ファンズワース邸(アメリカ)

 

Vol.260 ファンズワース邸~Architecture that impressed me~

こんにちは。兵庫・神戸注文住宅IDAHOMESのHaseです。

 

先月よりはじめました、『IDA HOMESのスタッフが印象に残っている建築』をご紹介する企画の、今回はVol.05です。

 

引き続き、ゆるりと旅行気分を感じていただいたり、コロナ禍が明けたときに訪れたい場所の参考などにしていただければと思います。

 

Architecture that impressed me  Vol.05 『 ファンズワース邸 』

 

今回ご紹介する建築は、『ファンズワース邸』です。選んでいただいたのは、設計のTakagiさん。

 

ファンズワース邸は、ドイツ出身の建築家ミース・ファン・デル・ローエが、アメリカ・シカゴ郊外に建てた彼の代表作の1つです。

 

ファンズワース邸を知ったきっかけを伺ったところ、『具体的に覚えていないが、小さい時に母親が持っていた洋書を見て。建築に興味を持ったきっかけになりました。』とのこと。幼いころに見たものや触れたものが今の自分に影響を与えていることって実は沢山あるなと、お話しを聞きながら自分自身にも置き換えて感じました。

 

そんなTakagiさんが実際にファンズワース邸を訪れたのは、15年ほど前のこと。『前職で、受賞したご褒美研修で落水荘等、色々建築を見て廻りました』とのこと。フランク・ロイド・ライトの落水荘も、一度は見に訪れてみたい建築の代表格のような存在ですよね。落水荘の話もまたお聞きしたいです。

 

建築としての魅力について伺うと、『空間構成やデザインは勿論ですが、あの環境にあるべき姿の佇まいに魅了されました』とのこと。また、『空間構成とその建築の有り方』について、ファンズワース邸から影響を受けられたとのことです。

 

大きなガラス面を通して、建物のまわりに広がる自然を活かし暮らしに溶け込ませていて、どこか絵画のような美しさもあるファンズワース邸。今回、写真でお見せ出来ないのが残念ですが、見たことがない方は是非「ファンズワース邸」で検索してみていただければと思います。

 

そんなTakagiさんが次に訪れたい場所に選ばれたのは、スペインの『バルセロナパビリオン』

 

こちらも、ミース・ファン・デル・ローエの設計で、1929年のバルセロナ万国博覧会のドイツ館として建築された建物です。学生の頃に、バルセロナパビリオンに訪れたことがあるのですが、一見シンプルなようで計算されているデザインのバランスや按配が印象的でした。是非、Takagiさんの感想もいつかお聞きしたいです^^

 

【Back Number】
Vol.01 鼓門(石川県)

Vol.02 姫路城(兵庫県)

Vol.03 銀閣寺(京都府)

Vol.04 ベルサイユ宮殿(フランス)

 

Vol.259 ベルサイユ宮殿(フランス) ~Architecture that impressed me~

こんにちは。兵庫・神戸注文住宅IDAHOMESのHaseです。

 

今月よりはじめました、『 IDA HOMESのスタッフが印象に残っている建築』をご紹介する企画の、今回はVol.04です。

 

引き続き、ゆるりと旅行気分を感じていただいたり、コロナ禍が明けたときに訪れたい場所の参考などにしていただければと思います。

 

Architecture that impressed me  Vol.04 『 ベルサイユ宮殿 』

 

今回ご紹介する建築は、『ベルサイユ宮殿』です。選んでいただいたのは、管理部のKondoさん。

 

 

ベルサイユ宮殿は、1682年に、ルイ14世がフランス・パリ郊外に建てた宮殿で、世界文化遺産にも登録されています。

 

Kondoさんがベルサイユ宮殿へ訪れたのは、『2015年のパリ旅行の時。一度は訪れたい所だったので』とのこと。

 

 

調べてみると、ベルサイユ宮殿はパリの西方約20kmほどの場所に位置しているため交通の便も良く、日帰りでアクセス出来る観光スポットとしても人気なようです。

 


Kondoさんにベルサイユ宮殿の魅力を伺ったところ、『壮大な建築と栄華を極めたフランス王朝の象徴で400年前(?)とは思えない細部まで計算された建築様式。ベルサイユ宮殿の庭園を回れていないのでもっと魅力があると思われます』とのこと。

 

今回、Kondoさんに送っていただいた写真を見ているだけでも、ベルサイユ宮殿の規模やスケールの大きさ、豪華絢爛な様子が伝わってきます。たくさん見所がある建物だと、一度に全てを見ようと駆け足になってしまいがちですが、その足を止めて圧倒させてしまうほどの迫力を持っている、そんな場所のように感じました。

 

そんなKondoさんが次に訪れたい建築は、『サグラダファミリア』とのこと。偶然にも、Vol.2で姫路城を紹介していただいたFujiwaraさんと同じ答えでした。実は、私自身もサグラダファミリアと答えていたので、管理部でシンクロしていて驚きでした(笑)

 

長い年月をかけながらも未だ建築途中で未完成というその背景にも興味を惹かれるのですが、Kondoさんがなぜサグラダファミリアを選ばれたかを、また聞いてみたいな~と思います^^

 

 

【Back Number】
Vol.01 鼓門(石川県)

Vol.02 姫路城(兵庫県)

Vol.03 銀閣寺(京都府)

Vol.258 銀閣寺(京都府) ~Architecture that impressed me~

こんにちは。兵庫・神戸注文住宅IDAHOMESのHaseです。

 

今月よりはじめました、『 IDA HOMESのスタッフが印象に残っている建築』をご紹介する企画の、今回はVol.03です。

 

引き続き、ゆるりと旅行気分を感じていただいたり、コロナ禍が明けたときに訪れたい場所の参考などにしていただければと思います。

 

Architecture that impressed me  Vol.03 『 銀閣寺 』

 

今回ご紹介する建築は、『銀閣寺』です。選んでいただいたのは、設計のInoueさん。

 

銀閣寺は、京都市左京区にある臨済宗相国寺派の寺院で、古都京都の文化財の一部としてユネスコ世界遺産に登録されています。

 

 

銀閣寺について、『歴史的な建築なので以前から知っていたのですが、実物を観たことがなかった。』と、Inoueさん。歴史的で有名な建築物でも、何かきっかけが無いと意外と実物を見たことがないものも沢山ありますよね。

 

そんななか、Inoueさんが銀閣時を訪れるきっかけは、お客様との会話のなかにあったそうです。

 

『経年変化についていつもお客様にお話しするのですが、その美しさをどう表現するのかと考えていた時に、ネットで住友林業の記事を見てトキミ色という色の表現があることを知りました。時と共に美しい色合いになるもの。そういう意識で改めて実物を見てみたくなったのがきっかけです』と語ってくださいました。

 

 

また、銀閣寺の魅力については、『金閣寺のように派手さはないが、時を経て建物を構成している木が自然と一体的に経年変化して美しく見えているところに、普遍性を感じます。』とのこと。年月を重ねることで、建物と建物の周りの自然が調和していく姿は、木造の持つ経年変化による魅力のひとつと言えるかもしれません。

 

『普段から、その街にふさわしくてシンプルな住まいをつくりたいと思っていますので、我々がつくる建築も自然となじむことで、その環境に据わりのいい、普遍的に愛着を持っていただけるものになればいいなぁと思っています。』と、銀閣寺を通じて感じたことから、IDAHOMESの創る住宅建築への思いも教えていただきました。

 

そんなInoueさんが次に訪れたい建築を尋ねたところ、『大徳寺弧ほう庵を訪れて、庭と一体になっている建築を感覚的に体感してみたい』とのこと。

 

『緊急事態宣言が解除されたらマニアックなお寺を含めて片っ端から観て回りたいと思っています。また、京都の建築はお寺に限らず、普遍的に美しく感じることを意識しているものが多いので街並みもじっくりめぐってみたいと思います。あと、地方の都市にも自然と調和しながら昔から住み継がれているような建築が多いので、改めていろいろ調べてめぐってみたいです。』と、語ってくださったInoueさん。

 

京都の街並みについて、”普遍的に美しく感じることを意識しているものが多い”と表現されているのを聞き、古くから在るものを残しながら、新しい要素を取り入れ、景観や調和しながら深化している姿が、建築単体としてだけでなく街全体としての魅力に繋がっているのかなと感じました。

 

 

【Back Number】
Vol.01 鼓門(石川県)

Vol.02 姫路城(兵庫県)

Vol.257 姫路城(兵庫県) ~Architecture that impressed me~

こんにちは。兵庫・神戸注文住宅IDAHOMESのHaseです。

 

前回のコラムよりはじめた『 IDA HOMESのスタッフが印象に残っている建築』をご紹介する企画の、今回はVol.02です。

 

引き続き、ゆるりと旅行気分を感じていただいたり、コロナ禍が明けたときに訪れたい場所の参考などにしていただければと思います。

 

Architecture that impressed me  Vol.02 『 姫路城 』

 

今回ご紹介する建築は、『姫路城』です。選んでいただいたのは、管理部のFujiwaraさん。

 

 

姫路城は、平成5年に奈良の法隆寺とともに、日本で初めて世界文化遺産に登録された建築です。シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称でも親しまれています。

 

Fujiwaraさんは姫路城について、『物心がつく頃で既に存在は知っていた』そうですが、『”平成の大改修”の見学に行き、再認識しました』とのこと。私もあの改修の後に初めて姫路城を訪れたので、平成の大改修は沢山の方が訪れるきっかけになっていますよね。

 

 

『2013年の改修工事中と2016年の完成時に見学に行きました。カメラを購入し撮影のために訪問しました。』ということで、今回 当時撮影された写真を沢山送っていただきました。

 

 

雲ひとつ無い青空が、より姫路城の澄んだ白さを際立たせています。

 

Fujiwaraさんに姫路城の魅力を伺ったところ、『改修後の”白”』とお答えいただき、「まさに!」と私も写真を見て再認識しました。圧倒的な白さを放つ美しさは、やはり姫路城を語る上では欠かせないですよね。

 

 

『影響を受けたところはお答えするのは難しいですが、過去の建築を見るといずれも今の文明が無い状態でよく建てることが出来たなと感心します』ともお答えいただき、長い年月を経ても手を加えながら残り続けている建築から感じること、学ぶところは沢山あるなと私も感じました。

 

そんなFujiwaraさんが次に訪れたい場所としてあげてくださったのが、スペイン・バルセロナの『サグラダファミリア』

 

『140年余りもの期間を費やす建築物がどんなものかを見てみたい』とのことで、長い歴史を感じさせる建築がFujiwaraさんの琴線に触れるのかなと、今回話を伺って感じました^^

 

【Back Number】
Vol.01 鼓門(石川県)

Vol.256 鼓門(石川県) ~Architecture that impressed me~

こんにちは。兵庫・神戸注文住宅 IDAHOMES の Haseです。

 

突然ですが皆さんにとって、「印象に残っている建築」は、どんな建築ですか?

 

昨年から続くコロナ禍で、国内外問わず旅行や観光が出来ない、また行きにくい状況が続いています。そんななか、家族や友人と話していると、過去に行った旅行の話になることも多く、その時に見た景色や思い出と共に、訪れた建築のことを思い返すことが度々あります。

 

そんなことを思いながらふと、「IDAHOMESのスタッフが、それぞれ印象に残っている建築って何だろう?」と頭に浮かび、思い立ったが吉日ということで、スタッフの皆さんに聞いてみることにしました!おそらく、スタッフ皆さんも突然の私からのアンケートにびっくりしたと思います(笑)

 

ということで、今回からこのコラムにて、不定期ですが『 IDA HOMESのスタッフが印象に残っている建築 』をご紹介していきますので、ゆるりと旅行気分を感じていただいたり、コロナ禍が明けたときに訪れたい場所の参考などにしていただければと思います。

 

Architecture that impressed me  Vol.01 『 鼓門 』

今回ご紹介する建築は、『鼓門』です。選んでいただいたのは、管理部のMukouyamaさん。

 

 

鼓門は、2005年に石川県・金沢駅の東口に金沢の伝統芸能である能楽で使われる鼓をイメージして建てられたそうです。

 

『3年前に旅行で訪れましたが、巨大でインパクトがあり、堂々としていた圧巻でした』と、その魅力を語っていただきました。

 

私も訪れたことがありますが、金沢駅を出て振り返り鼓門が目に飛び込んできたとき、写真で見て想像していたよりも圧倒的に感じたサイズ感と迫力に、「うわぁ~」と思わず仰け反ったことを思い出しました。

 

そんなMukouyamaさんが次に訪れてみたい建築は、『信州渋温泉 金具屋』とのこと。

 

『登録有形文化財の宿とローマの噴水を模した浪漫風呂』ということで、どんな場所なんだろうとネットで検索してみたところ、どことなく千と千尋の神隠しに出てくるような雰囲気で、古くからの歴史を物語るような荘厳さを感じました。また、実際に行かれた際には感想を聞いてみたいですね^^

Vol.246 建築を巡る旅 inヨーロッパ その2

こんにちは!兵庫・神戸注文住宅IDAHOMESの設計担当です。

 

急に寒くなってきましたね。
私はとても寒がりなので、毎年この時期からは寒さとの戦いが始まります・・・。皆さんも体調管理に気をつけてください。

 

私は2年前に友人とヨーロッパ3ヶ国の建築を訪れ、前回のブログでは、ル・コルビュジエの「ユニテ・ダビタシオン」を紹介しました。

 

今回ご紹介するのは、オランダ・ユトレヒトにある「シュレーダー邸」。

 

 

シュレーダー夫人と子どもたちのために1924年に建てられた住宅です。
水平線、垂直線、直角、三原色、非装飾性、単純性などを追求した「デ・ステイル」で有名なリートフェルトが設計しました。

 

オランダのユトレヒトは、首都アムステルダムからは鉄道でおよそ30分。ユトレヒトはミッフィーの作者、ディック・ブルーナの故郷です。

 

ユトレヒト駅広場のアーケード

 

私はとってもミッフィーが大好きなんです!
ミッフィーの街並みがどうしても見たいのもあり、計画していました。

 

世界でここだけの信号機だそうです。かわいい!

 

信号機がミッフィーになっています。テンションMAXです!

 

お目当てのシュレーダー邸は、調べると見学には予約が必要と知り早速予約しました。人数制限があり、普段はなかなか予約が取れないそう・・・ラッキーでした!

 

シュレーダー邸の隣が受付

 

周辺の住宅は全てオランダらしいレンガ造りの建物でした。

 

その中のシュレーダー邸は、1924年当時はとても前衛的で注目の的だったのではないでしょうか。

 

レッドアンドブルーチェア

ジグザグチェア

 

有名なレッドアンドブルーチェア、ジグザグチェアもありました。

 

私が通っていた大学にはジグザグチェアがあり、授業でスケッチしたことを思い出しました。椅子だけを見るのと、生活空間の中にあるのとでは家具の印象も違い、建物との関係性に椅子の深みが増すなと感じました。

 

リートフェルトは単純、明晰なデザイン、開放的な空間表現を達成する実験を繰り返していたといいます。とても小さな住宅ですが、このシュレーダー邸ではそれが徹底的に表現されていると感じました。

 

例えば、可動式間仕切りによって空間を開放的にする工夫です。

 

 

日本ではおなじみの「襖」みたいですね。

また、壁が無くても床の色から視覚によって空間の区切りがされているように思いました。

 

特に私が好きだったのは2Fリビングの窓です。

 

 

開け放つと、コーナーがなくなります。

 

窓を開けた時、壁を越えて、内と外の区別がなくなる。私はこの時に「うわあ・・・」と思わず声が出て感動したことをまだ覚えています。

 

常に新しい形態、材料、構造の可能性を実験し続けたというリートフェルトの熱い思いを感じ、挑戦を止めない人だったのだろうなとシュレーダー邸を見て思いました。

 

90年以上前に建てられた住宅が現代でも新鮮さを感じ、何年たっても愛される、感動を与えられる空間。
そんな住宅づくりを伊田工務店の一員として目指していきたいです。

 

担当:設計

Vol.241 高低差をたのしむ建築

こんにちは。兵庫・神戸注文住宅IDA HOMESのHaseです。

 

先日、大学時代の友人とリモート飲み会をしていたときに、昔行った旅行の話になり「あの建築良かったよね~」と話しながら思い出した建物があったので、今日はその建物の話をしたいなと思います。

 

その建物は、香川県にある「瀬戸内海歴史民俗資料館」

 

 

海に面した山道を車でひたすら登るとたどり着くこの建物から、瀬戸内海の海を見下ろす光景が清々しく気持ちよく、夏の日差しが建物にとても良く似合っていたのを覚えています。

 

この資料館は、香川県庁職員として地域に根ざした建築を追及した建築家・山本忠司さんが、県の建築技師で初めて日本建築学会作品賞を受賞した建築です。

 

ブログを書こうと思い写真を掘り返してみると、訪れたのは2014年7月だったので約6年前になります。話していたときは、そこまで前だとは思っていなかったのですが、月日の流れは凄まじく早いですね…(笑)写真に写っていた自分の姿もさすがに若くて、懐かしくなりました。

 

なんといってもこの建物は、高低差が面白い印象で。

 

階は同じですが、奥の部屋は少し床の高さが下がっています。

 

中庭を囲むように大小さまざまな大きさの展示室が配置されているのですが、それぞれの床面の高低が違うので、展示室を進むごとに変化を楽しめます。

 

高低差を楽しみながら回遊できる中庭

 

木々が植えられている中庭に面した窓からの光だけで、日中は十分過ごしやすいんじゃないかと思う位、心地良い明るさで。中庭の窓を通して、次の展示スペースが見えるのも面白い仕組みだな~と思いました。

 

海賊の城をイメージして設計されたそうですが、大小10の床面の高低が違う展示室を回遊するなかで、アップダウンの変化を楽しめるところが、海賊のような冒険心をくすぐるのかもしれません。

 

 

ちょっとした段差や高低差によって、視点の位置が続々と変化し、それによって見え方感じ方が変わる。密かな高低差・勾配好きの私としては、くすぐられるポイントでした(笑)

 

公式ページを見ていると、館内合計170段以上を数える階段や屋外を通りながら巡ると書かれていました。ほぼ平屋(一部中2階)の建物内外の階段数と考えると驚きです。「いやいや、段差ありすぎでしょう!」と(笑)

 

また特徴的な石積外壁は、建築工事の際に出た石を積み上げるように貼り付けているそうです。

 

この石積外壁の階段を上ると、屋上の展望スペースへ着きます。ここからの瀬戸内海を望む眺めも素敵でした。

自然地形をそのまま生かした、地域の特色を建築に生かしているところに郷土愛を感じますよね。

 

 

「建築を見る」という視点で、博物館や資料館を訪れてみるとまた新しい発見があります。

 

友人と「また行きたいよね~」なんて話をしていたので、今の状況が落ち着いたらまた行けたらいいなと思っています。

 

担当:事務

Vol.236 建築を巡る旅 in ヨーロッパ

こんにちは!そして、はじめまして!兵庫・神戸注文住宅IDAHOMESの設計担当です。

 

ブログを書くのは初めてなので少し緊張しています・・・。
最後まで読んで頂けるととても嬉しいです!

 

そんな私の初めての題材は、2年前に友人とヨーロッパ旅行で訪れた建築です。
3ヶ国の建築を訪れ、その時に撮った写真と共にこれから何回かに分けてご紹介できたらと思います。

 

まず今回は、フランス・マルセイユにある「ユニテ・ダビタシオン」。
全337戸、約1600人が暮らすことのできる集合住宅です。

 

フランスのサヴォア邸や東京の国立西洋美術館を設計した、ル・コルビュジエの設計です。フランスへ行ったら、一度は行ってみたい建築のひとつでした。

 

 

ユニテ・ダビタシオンはフランス語で「住居の統一体、住居の単位」という意味があるそうです。

ル・コルビュジエはマルセイユの他にも、ベルリンなどで合計5つのユニテ・ダビタシオンを設計しています。その中でもマルセイユのユニテ・ダビタシオンは代表的な位置づけにあります。

 

マルセイユ郊外にあり、中心地から地下鉄に乗り、15分ほど歩くと、

 

 

標識が見えてきました。「ル・コルビュジエ ビル」と書いてあります。

 

マルセイユの街並み

 

そういや、マルセイユの街中で仲良くなったお兄さんに『どこ行ったの?』と聞かれ、「ユニテ・ダビタシオン」というと伝わらなかったのですが、「ル・コルビュジエ」というと『ああ~!あそこね!』と分かってくださったのを思い出しました。現地の方には、 ユニテ・ダビタシオンよりも、ル・コルビュジエ 自体が有名なんですね!

 

マルセイユは歴史的な建物が今でも多く残り、機能している中、実際に見に行った私でもユニテ・ダビタシオンは他とは違う雰囲気を放っているなあと感じたので、1952年に建てられた当時はかなりの衝撃だったに違いないと思いました。それを受け入れたマルセイユの方々もかっこいいです。現代まで残してくださり、足を運べたことに感謝しました。

 

憧れだった建物が目の前にある・・・!
わくわくしながら一歩一歩進みました。

 

近代建築の五原則のひとつ ピロティ

 

ピロティを見ると、「近代建築の五原則」が頭をよぎりました。

 

この建物にもしっかり実現されています。337戸をピロティの足が支えています。半世紀以上も・・・。

 

 

この写真は、コルビュジエが人体の寸法と黄金比から作った建造物の基準寸法の数列、「モデュロール」です。

 

この建物にはモデュロールが応用されています。中に入る前からもうコルビュジエで溢れていました。

 

中に入ると、

 

 

郵便局、ホテル、本屋などのお店が入っています。

 

赤ではなく黄色のポスト

エントランスホール

エレベーターホール。扉が赤色です。

 

赤・黄・緑・青の4色が特徴の建物。色使いがかわいらしいです。

 

 

中にもモデュロールが描かれていました。
エレベーターに乗っていると、犬を連れた女の子と一緒になり、ペットOKなんだ・・・!と驚きました。

 

屋上へ行くと、

 

 

ここにも近代建築の五原則、屋上庭園があります。
ただの庭園ではありません。保育園があります。

 

大学時代、教科書に、ユニテ・ダビタシオンの屋上には保育園があると書いてあり「屋上に保育園・・・?」と文章では想像がつきませんでした。それもあって、実際に行って見てみたいと興味を持ちました。

 

下から上まで見て廻りましたが、屋上の存在感はとても大きかったです。

 

行ったときは残念ながら天気があまり良くありませんでしたが、マルセイユの街並み、南フランスの海を眺めることができ、とても贅沢な空間でした。

 

 

郵便局、本屋、売店、ホテル、そして保育園と、街の多くの機能がユニテ・ダビタシオン内に集結しています。

 

この住宅がひとつの街として機能し、充実した生活を送ってほしい。

 

コルビュジエがそう想いを込めて設計したように感じました。

 

その構想を半世紀以上も前に、コルビュジエは実現させたこと。そしてそれが今でも住民に必要とされ機能していることは、革新的だと感じました。

 

ユニテ・ダビタシオンのように、建築やデザインが人々の充実した生活を創り出す空間づくりをするというのは、集合住宅だけではなく、戸建住宅にも通ずるものがあると思います。

 

住宅がこれからの豊かな生活を創り出す。
そんな空間づくりを IDA HOMES の一員として目指していきたいです。

 

担当:設計