Vol.255 BANKERS WATCH

私事ですが、今年人生2度目の厄年を迎えています。
厄年には、体調を崩したり、災難を受けたりしやすいといわれていますが、最近、体の小さな不調が続いていて体調がなかなかすっきりせず、「これが厄年なのか・・・」と厄年の洗礼を受けつつあるような気持ちです・・・侮るなかれ厄年(笑)

 

そんななか、昔から厄年を迎える人に厄除けの品を贈るという習慣があるということで、両親から腕時計をプレゼントして貰いました。

 

厄年の贈り物としては「長いもの」が良いと言われているそうで、母は若い頃に着物の帯を贈ってもらったそうなのですが、私は着物を着る機会もほとんどないのでどうしようかと話していたところ、最近ではネックレスや腕時計などを贈ることもあるということで、腕時計を贈って貰うことにしました。

 

昔からの風習も、今のライフスタイルに合わせて柔軟にアップデートしていくんだなと思いましたが、長いものが良い理由を調べてみると、「長寿を願う気持ちを込める」ということだったので、要はその気持ちが大切なのかも知れません。

 

そして贈っていただいたのが、アルネ・ヤコブセンのバンカーズウォッチです。

 

 

アルネ・ヤコブセンはデンマークを代表する建築家で、建築の他にも照明、テキスタイル、家具など、様々な工業デザインを手がけています。

 

このバンカーズウォッチは、アルネ・ヤコブセンがデンマーク国立銀行を設計した際に、トータルデザインに基づき家具や水栓器具などとともに手がけたウォールクロック「BANKERS」を忠実に再現したプロダクトです。

 

文字盤が数字でなく、12個の均等に並んだブロックのデザインで視覚的に楽しいグラフィックになっているところが、個人的に気に入っているポイントです。

 

 

また全体的にはモノトーンですが、センターの赤いラウンドがアクセントになっているところも素敵だな~と時間を確認する度に惚れ惚れします。

 

民間や公共の施設で使われていた時計のデザインが、腕時計として再現されているケースは他にも、スイス国鉄で使われていた駅の時計を腕時計にした、モンディーン社のスイスレイルウェイステーションクロックなどがあります。この時計は前に家族が使っていたのですが、こちらも赤い色がアクセントとして使われているので、どこかバンカーズウォッチとの共通点を感じます。

 

大勢の人が行き交う場所や建築に合わせて作られ、多くの人に見上げられてきたであろう時計が、腕時計となって今、私の腕元を飾っていると考えると、デザインの面白さを感じます。そのデザインの辿ってきた経緯を知ることで、歴史や物語を自然と想像させられるところも惹かれる理由のひとつなのだと思います。

 

一見シンプルでありながら、細部に遊び心のあるデザインを見ていると、凝り固まらずに、もっと柔軟な発想で物事を考えていきたいものだな~と思わされます。そう思わせてくれるアイテムが腕に備わってくれているのは、なんだか心強いです。それこそ、厄除けにぴったりなんじゃないかと、今ブログを書いていて気付きました。今年もあと半年をきりましたが、この時計を相棒に頑張っていきたいと思います!

 

担当:事務

Vol.242 どこか懐かしいデザインに惹かれて

こんにちは。兵庫・神戸注文住宅IDAHOMESのHaseです。

 

緊急事態宣言が解除されて約1ヶ月が経ちましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
しばらく、店頭へ出向いての買い物はスーパーやドラッグストアでしかしていませんでしたが、先々週 久しぶりにショッピングモールへ買い物に出かけてきました。

 

父の日の贈り物を買おうというのが一番の目的で、ワインショップや雑貨屋などを見ていたところ、自分用に欲しくなって買ってしまったものがあるので、本日のブログではそちらをご紹介したいと思います。

 

雑貨屋さんでたまたま見つけたのが、こちらの「アデリア レトロ 」という名前のグラス。

 

 

祖父母の家で見た覚えがある気がするような、どこか懐かしい昭和の雰囲気が漂うデザインに惹かれて思わず購入しました。

 

自宅に帰って調べてみると、アデリアは創業200年を迎えたガラス製品の先駆「石塚硝子会社」の食器ブランドで、アデリアが誕生したのは昭和36年。昭和の時代に家庭で親しまれたポピュラーなガラス製品のひとつと紹介されていました。

 

「昔はどこの家にもひとつはあったのでは…」とふと思ってしまいましたが、きっと皆さんのなかにも「見覚えある!」という方が多いのではないかと勝手に推測しています(笑)

 

5種類ほど、違った花柄のデザインがありましたが、私はその中でも素朴でシンプルな色合いの「野ばな」というデザインを選びました。

 

アデリアレトロは復刻ではなく、今のライフスタイルに合わせてつくられたリメイク商品で、デザインは昔のままに、形状などは使いやすいように変更されているようです。

 

過去のデザインと今に合った品質やフォルムとを組み合わせていると知って、アデリアレトロをより魅力的に感じました。それは、ヴィンテージともまた違った、そのものに流れ重なり合った時間の経過や、昔のデザインを継承していく思いを感じたからかも知れません。

 

今までに無かった全く新しいものも魅力的ですが、今までにあったものに何か新しい要素をプラスしてつくられているものにも私は魅力を感じるのだなと、改めて気付いたりもした出来事でした。

 

これからどんどんと暑い季節に突入しますが、このコップに冷えた麦茶を注いで涼みつつ、この夏を過ごしたいと思います。

vol.218 家族で安藤忠雄建築を見学

暑さも彼岸までと申しますが、夏休みの旅行の思い出の余韻と同様に

未だ蒸暑い夏の日が続く今日この頃、皆様いかがお過ごしでございますでしょうか?

 

私は、小学校に通う長女の夏休みの図工の課題の一環で、兵庫県立美術館に行って参りました。

普段、一緒に仕事をしている当社設計士から、日々その魅力を教えて貰っていた建築家の安藤忠雄氏の作品を

私自身、久しぶりに体感してみたいという想いと合わせ、半ば強引に家族を巻き込んだ所が本当の所でありますが・・・

美術館の8月の展示内容が前衛美術でした。私でさえ素養が無い中で、小学3年生と幼稚園児の娘2人は退屈し、

騒いだりしないかと不安はありましたが、地下駐車場から美術館エントランスに至る荘厳な空間と安藤建築の特徴である

打放しコンクリートの存在感に圧倒され、家族全員が心落ち着いた状況になりながら各作品と向かい合えました。

館内の優しい学芸員の方から娘達に「難しく何を描いているのか考えず、各アーティストの作品の特徴を感じてみてね!

それがその人の個性で、色んな個性がある事が大切なんだ!」とのアドバイスを受け、親子でヒソヒソ色々と感じた事を

話し合い、子供の成長と大人には無い独創性に驚きを感じ、感動の一日でした。

住まいづくりも同じで、住まい手のご家族が日々の生活の中で住空間を通じ、家族それぞれの五感を通じ、

時間を共有できる住まいが素敵だと再認識しました。

美術館内には設計者の安藤忠雄氏の実例模型の展示コーナーがあり、子供達にも分かり易い展示で、

娘は喰い入るように模型を見つめ「お父さんもこんな風に考えて作ってるん?」と聞かれ、返す言葉は

見つかりませんでしたが、建築の仕事の意義の一端を知って貰えた事は私にとっては誇らしく、良い一日になりました。

 

担当:営業

Vol.139 波佐見焼の”ありそうでない”という魅力

こんにちは。神戸で注文住宅を手がけるIDA HOMESの工務事務です。
突然ですが、みなさんは”長崎”といえば何を思い浮かべますか?

カステラ・ちゃんぽん・教会・軍艦島などが一般的でしょうか?

 

今回私が紹介するのは、長崎県の東彼杵郡波佐見町で作られている、陶磁器「波佐見焼(はさみやき)」です。

 

最近では、キッチン用品店や雑貨屋さんでも見かけることが多くなっている波佐見焼。波佐見焼と聞いてピンとこなかったとしても、きっと見かけたり手に取ったことのある方は多いのではないかと思います。

 

 

窓際に並んでいる波佐見焼ブランド essence のマグ。 私は、色違いのグレーとグリーンを購入しました。

 

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Vol.123 ショーウィンドウの前で立ち止まってみること

普段、何気なく歩きながら見ているショーウィンドウ。

そのまま流し見をしながら通り過ぎてしまうのが日常茶飯事・・・みたいなところもありますが、立ち止まってじっくり見入ったり、ついスマートフォンのカメラを向けたくなるような心惹かれるショーウィンドウに出会ったこともあるのではないでしょうか?

 

 

大阪梅田の阪急百貨店の1階には、ショーウィンドウという言葉で留めておくには勿体無いくらいの大きなガラス張りのコンコースウィンドウがあるのは皆さんご存知かと思います。JR・阪急・阪神・地下鉄と複数あるどの路線の駅で梅田に降り立ったとしても、それら全てからほど近いこともあり、このコンコースウィンドウの横を通ってそれぞれの目的地に行くことは多いように思います。

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Vol.121 フォントデザインからみる映画「ラ・ラ・ランド」

ショービジネスの世界での成功を夢見て奮闘する男女を描いた物語で、アカデミー賞に多数ノミネートされていることもあり、日本でも公開前から話題になっていた映画「LA LA LAND(ラ・ラ・ランド)」

 

私も週末にさっそく映画館へ足を運んできたのですが、今回は映画の内容とは少し違った視点でお話したいと思います。

 

この映画で私が気になったポイントのひとつが、ポスタータイトルの文字フォントです。

ここからは私個人の受けたイメージの話ですが、このフォントは、左右や上下のバランスが共にアシンメトリーであるが故に、線の短長が極端に表され、その按配が均一とアンバランスの絶妙な中間地点に存在しています。
デザインとして幾何学的ではあるものの、装飾的な遊び心の要素はそぎ落とされずに残っている。クラシックでヴィンテージ・・・欧米の昔の広告やポスターに使われていそうな趣があって・・・ボキャブラリーの少ない私では表現するにはこれくらいが限界ですが、おおよそそのようなイメージをこのフォントから感じます、

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Vol.072 プランニング

FullSizeRender

 

今年は、東京オリンピックの新国立競技場とエンブレムの件が私にとって最も感心のある話題でした。

新国立競技場は二つのデザイン案が公表され、隈研吾氏のA案で決まりました!?
これがまたザハ・ハディド氏の案と観客席の構造が似てるらしく、
訴えられるのではないかとまたまた問題になっていますが。

なかなかすんなりいかないのが嫌ですね・・・ (さらに…)

Vol.062 リメイク食器

 

リメイク

弊社ギャラリー使用 ティーカップ&ソーサー”Jeanine Keizer作”

 

ギャラリーで使用している、こちらのティーカップ & ソーサーですが、
秋らしく、もみじの模様が入っていてとてもステキなので、ご紹介させていただきます。
フランスのデザイナーJeanine Keizerの作品で、蚤の市などから集められた食器に再度、
釉薬を施してリメイクされたものです。
元々の模様が釉薬の下から透けて見えるのが特徴で、アンティークやヴィンテージとは違った
魅力のあるものに生まれ変わっています。 (さらに…)

Vol.059 オーダーメイドの良さ

オーダーメイド

以前から本革の名詞入れを探していたのですが、なかなか気に入る名詞入れが見つからず、
ショップに行くたびに「いいのがないかなぁ」と探していました。

そんな時、私の妻が、武庫之荘にある”HEDGE”と言うお店を見つけて来てくれました。
HEDGE  : www.hedge1990.com 武庫之荘には本店と工房があり、芦屋にもショップがあるそうです。

 

そのお店は、カスタムオーダーで鞄や小物を製作して頂けるお店で、
私は早速、革を選んで名詞入れの製作をお願いしました。 (さらに…)

Vol.007 暮らしの道具「器」

 

暮らしの器 出西窯

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

器と言ってもさまざまな目的で作られています。
1点モノの芸術品としての器、日常づかいにできる実用性の高い器など。自身の結婚を機に、
料理をする機会が増え、日常にそっと馴染み、使いやすく、
料理を引き立たせてくれる器はないだろうかと思ったのがきっかけとなり、
器や暮らしの道具への興味を持ち始めました。
同じ頃、旅先で民藝の器に出会い、実際に使ってみて、
よりいっそう器という暮らしの道具への興味が深まりました。 (さらに…)