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Vol.164 バリアフリーについて考える

2017.12.22

こんにちは。

私はこの度弊社ブログには2回目の登場となります。
前回のブログ〈Vol.144中国のライフスタイルを感じる〉
師走で皆様お忙しい日々をお過ごしではないでしょうか。

 

今回は最近の話題を書きたいと思います。
私は7年前に視覚障がい者の伴走が縁で繋がり、伊丹で視覚障がい者に関わる団体にボランティアで所属しています。

当会は、視覚障がい者の生活水準向上の為、時には政治行政、民間企業の方、医療関係者とともに活動したり、当事者の就労での悩みをともに考え解決へ向かう助けを行ったり、時には皆でワイワイガヤガヤと騒いだりしています。

 

12/2にはJBS日本福祉放送のカラオケ大会の決勝に、当会からは3人、別の会で活動する方など晴眼者・当時者含めて全体で約20人で参加・応援に行きました。

 

JBSフォーラム「音で触れ合う」の決勝大会会場のようす

 

当カラオケ大会は視覚障がい者が参加するもので、2回の予選を経て今回が決勝となります。
決勝参加メンバーは33名です。

 

私も当会に参加してから知ったのですが、視覚障がい者だから見えない訳ではありません。
視覚障がい者は網膜色素変性症等の病気や、不慮の事故などで、中途で見えない見えにくくなったロービジョンの方が多く、点字が読めない人も多くいます。街中で白状ついている方は必ずしも全盲ではありません。

 

そんなロービジョンで点字ができない方が、カラオケする際は暗誦するか、他の誰かに歌詞を隣で先行し囁いてもらって歌います。勿論、先天性の全盲で点字ができる人や、中途でも点字を勉強した人もいるので、点字ノートや、点字が記録できる機器を使用して歌詞を確認しながら歌う場合もあります。

 

今回は決勝ということもあり、参加者の皆さん、とても歌が上手でした。
決勝に出場した私達の仲間3人は入賞に至りませんでしたが、光栄にも盛大な応援者一同に贈られる応援賞を皆で受賞致しました。

 

大会は大阪市内であった為、皆で街中を移動する際は、私は歩行ガイドを務めました。
街中や施設の段差や傾斜等、ちょっとした路面の変化は、視覚障がい者にとって非常に重要な情報の為、適宜伝えながら歩きます。時には安心材料の一つとして、周囲の景色や状況等も伝えます。

 

そうしたなかで、街中にあるものが晴眼者にとって当然のことであっても、視覚障がい者にとっては障害になることに気付きます。

 

例えば、床面タイルの色、模様、凹凸の有無等のデザインは、視覚障がい者にとって親切な物、そうでない物があります。
最近は景観条例への配慮から地味な配色のガードレールや支柱等がありますが、これらも夜間に光が反射しにくい為、反射光を目印とする視覚障がい者にとっては非常に不便です。

 

上記はほんの一例ですが、これららは建築基準法は勿論、バリアフリー法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)においても、記述はありません。
建築は誰しもの生活に関わるものである為、外見的な美しさも大事ですが機能性も重要な要素であること、何より物を作る側の人間が自己努力をし、視野・知識を広げ、全ての使用者に対する配慮に努めることの大切さに気付かれました。

 

私も設計業務に従事する際に、見た目の美しさだけでなく使用者の使い勝手を徹底的に考え、機能性の向上にも努めることの大切さを再認識させられました。

 

担当:設計

 

 

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